Archive for the ‘副-to原形句’ Category.

英文082

Ministry cracks down on quasi-legal drugs(2012-06-18のJapanTimesより)

「脱法ドラッグにメス」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120618a3.html

To clamp down on hallucinogens and quasi-legal drugs being sold as herbs, the health
ministry will designate four types of regulated drugs as narcotics, ministry
officials said Saturday.

単語チェック
*clamp down<動詞3+副詞>取り締まる
*hallucinogen<名詞>幻覚剤
*quasi-legal<形容詞>疑似合法の
*health ministry<名詞>厚生労働省
*designate<動詞3>指定する
*regulated<形容詞>規制された
*narcotic<名詞>麻薬

構造分析

副-to原形句+イメージ3+副-前置詞句に、ソース表示がついている形です。
副-to原形句の内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。onは「対象」を表すので、「~を対象に」という
ことです。この副-前置詞句の中の名詞には、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構
造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。分詞句は、過去分詞で始まっても良いので、sold
as herbsでも分詞句になりますが、進行中であることを示したい場合は、beingを残します。
「ハーブとして現在売られている」という形容詞句になります。sold as herbsは、「ハーブと
して売られた」という形容詞句です。

日本語訳

To clamp down on hallucinogens and quasi-legal drugs being sold as herbs, the health
ministry will designate four types of regulated drugs as narcotics, ministry
officials said Saturday.

「ハーブとして売られている幻覚剤や疑似合法ドラッグに対して取り締まりをするために、厚
生労働省は、4タイプの規制ドラッグを麻薬として指定するだろう—省職員が土曜日に語っ
た。」

英文063

 

Patriot missiles may be deployed in Okinawa to counter North Korean rocket(2012/03/21のJapanTimesより)

「北朝鮮ロケット迎撃に、沖縄にパトリオットを配備か」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120321a1.html

The Defense Ministry is considering deploying the Patriot-3 antiballistic missile
defense system on Ishigaki Island and Okinawa Island to possibly shoot down the
rocket North Korea says it will launch next month with a satellite onboard, a senior
vice minister said Tuesday.

単語チェック
*Defense Ministry<名詞>防衛省
*consider<動詞3>考える
*deploy<動詞3>展開する
*Patriot-3 antiballistic missile defense system<名詞>パトリオット3弾道弾迎撃ミサ
イル防衛システム
*possibly<副詞>場合により
*shoot down<動詞3+副詞>撃ち落とす
*launch<動詞3>発射する
*satellite<名詞>人工衛星
*onboard<形容詞>載っている
*senior vice minister<名詞>副大臣

構造分析

イメージ3+ソース表示という構造です。この名詞Bは、名-ing句になっています。その内部構
造は、

イメージ3+副-前置詞句+副-to原形句を利用しています。この副-to原形句の内部構造は、

イメージ3を利用しています。この名詞Bには、形容-代用詞節の修飾がついています。その内
部構造は、少々複雑なので注意してください。代用名詞のwhichが省略されています。

(which) North Korea says it will launch next month with a satellite onboard

そして、「代用詞で始まる節」なので、代用詞が一番前に出ていますが、これを元の位置に戻
すと、

North Korea says it will launch (which) next month with a satellite onboard

となります。この構造を確認すると、

イメージ3です。この名詞Bは、名-サイン節になっています。その内部構造は、

イメージ3+副-前置詞句+副-前置詞句です。next monthは、in the next monthの省略です。
また、withは付帯状況を表し、「人工衛星が載った状態で」となります。

日本語訳
The Defense Ministry is considering deploying the Patriot-3 antiballistic missile
defense system on Ishigaki Island and Okinawa Island to possibly shoot down the
rocket North Korea says it will launch next month with a satellite onboard, a senior
vice minister said Tuesday.

「防衛省は、石垣島と沖縄本島に、パトリオット3弾道弾迎撃ミサイル防衛システムを配備し
て、北朝鮮が、人工衛星を載せて来月に打ち上げると言っているロケットを、場合によっては
撃ち落とすことを検討している—副大臣が火曜日に語った。」

英文038

Exposure of Tepco pair exceeds limit(2011/05/31のJapanTimesより)

「東電の2人が限度量超え」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110531a1.html

 

To cope with the country’s worst nuclear plant crisis, the government raised the
legal limit on the amount of radiation a worker can be exposed to in emergencies to
250 milliseiverts from 100 millisieverts.

単語チェック
*cope<動詞1>対処する
*nuclear plant crisis<名詞>原発危機
*raise<動詞3>上げる
*legal<形容詞>法的な
*limit<名詞>限度
*amount<名詞>量
*radiation<名詞>放射線
*expose<動詞3>さらす
*emergency<名詞>非常事態

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

副-to原形句+イメージ3+副-前置詞句という構造です。文頭に、副-to原形句が出ています
ね。副詞要素は、イメージの型の後ろに置くことが原則なのですが、副詞要素の内容が、前の
文章との関係が深い場合は、このように、イメージの型の前に出ることがあります。
また、最後の副-前置詞句が、どこを修飾しているのかを間違えないようにしてください。すぐ
前のcan be exposedではなく、raisedという動詞を修飾しています。

それでは、部分構造を確認していきましょう。まずは、副-to原形句の内部構造から。

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

次に、名詞Bには、形容-代用詞節の修飾がついています。whichが省略されていてわかりにくく
なっているので注意してください。

(which) a worker can be exposed to in emergencies

こういうことです。内部構造がわかりやすくなるように、少し工夫してみましょう。

to whichで、前置詞句になっています。副-前置詞句+イメージ1+副-前置詞句という形で
す。これは、the amount of radiationを修飾しているので、「作業者が、非常事態の場合に、
さらされてもよい→放射線量」となります。

日本語訳
To cope with the country’s worst nuclear plant crisis, the government raised the
legal limit on the amount of radiation a worker can be exposed to in emergencies to
250 milliseiverts from 100 millisieverts.

「日本の最悪の原発危機に対処するために、政府は、非常事態時に作業員があびてもよい放射
線量の法的限度を、100ミリシーベルトから250ミリシーベルトへ引き上げた。」