Archive for the ‘名-サイン節’ Category.

英文081

Oi assembly says yes to restarting reactors(2012/05/15のJapanTimesより)

「おおい町議会は、原発再開にゴーサイン」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120515a1.html

 

The mayor will make a decision on whether to approve the restarts after reflecting on
the assembly’s conclusion and the results of the appraisal made by Fukui’s nuclear
safety commission and other matters.

単語チェック
*mayor<名詞>町長
*decision<名詞>決定
*approve<動詞3>承認する
*restart<名詞>再開
*reflect<動詞1>熟考する
*assembly<名詞>議会
*conclusion<名詞>結論
*result<名詞>結果
*appraisal<名詞>評価
*nuclear safety commission<名詞>原子力安全委員会
*matter<名詞>事項

構造分析

イメージ3+副-前置詞句です。
名詞Bには、形容-前置詞句の修飾がついています。その前置詞句の中の名詞は、名詞-サイン節
ですが、省略があります。省略を補って内部構造を確認します。

節の中の省略は「名詞A+be動詞」のセットです。名詞節では、名-疑問詞節でこの省略が起こ
りますが、名-サイン節でも、whetherだけは、元々疑問詞だったこともあり、この省略が起こ
ります。thatやifでは起こりません。このA’は、形容-to原形句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。「彼が、その再開を承認するかどうか」という意味になりま
す。

では、全体に戻って、最後の副-前置詞句を見てみましょう。この中の名詞は、名-ing句です。
その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。また、この前置詞句の中の名詞the appraisalに
は、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

日本語訳

The mayor will make a decision on whether to approve the restarts after reflecting on
the assembly’s conclusion and the results of the appraisal made by Fukui’s nuclear
safety commission and other matters.

「その町長は、その議会の結論と、福井県原子力安全委員会によって下された評価の結果と、
他の事項について熟考した上で、その再開を承認するかどうかについての決定を下すだろ
う。」

英文060

Safety panel to present view on Oi reactors soon(2012/03/14のJapanTimesより)

「安全委員会が、大飯原発の評価を提出へ」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120314a5.html

Prime Minister Yoshihiko Noda and three Cabinet ministers will then judge whether to
authorize the restart of the reactors after taking into account the opinions of local
governments hosting the plant.

単語チェック
*Prime Minister<名詞>総理大臣
*Cabinet minister<名詞>閣僚
*judge<動詞3>判断する
*authorize<動詞3>許可する
*restart<名詞>再開
*reactor<名詞>原子炉
*account<名詞>考慮
*opinion<名詞>意見
*local<形容詞>地元の
*government<名詞>政府
*host<動詞3>場所を提供する
*plant<名詞>施設

構造分析

イメージ3+副-前置詞句です。まずは名詞Bを見てみましょう。これは注意が必要です。名詞
ですが、長いので句か節であることがわかります。後藤体系では、「何で始まるか」で判断す
るので、一番最初を見ると、whetherです。ということは、名-サイン節ですね。ただ、名-サイ
ン節は、「名詞節のサイン+イメージの型」という形ですが、これはそうなっていません。つ
まり、省略があるわけですね。節中の省略は、「名詞A+be動詞」です。

whether (they are) to authorize the restart of the reactors

ということです。内部構造を確認すると、

イメージ2です。このA’は、名詞Aの状態を表す形容-to原形句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。すると、to原形句は、「これからの動作」を表すので、「彼ら
が、その原子炉の再開を許可するかどうか」という意味が読み取れます。

このような名詞節中の「名詞A+be動詞」の省略は、基本的には、名-疑問詞節でしか起こらな
いのですが、whetherは、元々疑問詞だったこともあり、名-サイン節でも、whetherの場合だけ
は起こります。

では、全体に戻って、副-前置詞句を見てみましょう。

after taking into account the opinions of local governments hosting the plant

この前置詞の後の名詞は、名-ing句になっています。その内部構造は、

イメージ3+副-前置詞句を利用しています。この名詞Bの中のlocal governmentsという名詞に
は、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。

日本語訳

Prime Minister Yoshihiko Noda and three Cabinet ministers will then judge whether to
authorize the restart of the reactors after taking into account the opinions of local
governments hosting the plant.

「総理大臣Yoshihiko Nodaと3人の閣僚は、その後、その原発を置いている地元の自治体の意
見を考慮に入れた後で、その原子炉の再開を許可するかどうかを判断するだろう。」

英文039

DPJ pushing LDP ties after Kan resigns(2011/06/07のJapanTimesより)

「菅辞任後の連立を模索」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110607a1.html

It remains to be seen, however, if the DPJ will agree to rethink its promises,
because supporters of party heavyweight Ichiro Ozawa may oppose major changes to the
pledges.

単語チェック
*remain<動詞2>~のままでいる
*DPJ<名詞>民主党
*agree<動詞3>同意する
*rethink<動詞3>再考する
*promise<名詞>約束
*supporter<名詞>支持者
*heavyweight<名詞>重鎮
*oppose<動詞3>反対する
*pledge<名詞>約束

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2+副-サイン節という形です。注意すべきところは、=Aの部分です。ここが本当の名
詞Aなのですが、イメージの型の後ろに置かれていますね。イメージの型の名詞Aの部分には、
Itと言う指示語が置かれています。英語では、このように、指示語を先において、後ろでその
指示内容を具体的に示す形があります。これは、前の指示語と、後ろの指示内容が相関してい
るということで、相関語句と言います。

では、=Aの部分を見てみましょう。ここは、名-サイン節になっています。その内部構造は、

イメージ3です。ifで始まっているので、疑問の意味を表しています。この中の名詞Bは、名-
to原形句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。「民主党が、その約束を再考することに合意するかどうか」と
いう意味になります。これが、本当の名詞Aの内容です。

そして、イメージ2の意味の把握も少し難しいと思います。イメージ2は、A’の部分が名詞Aの
存在状態を説明しています。その状態が、形容-to原形句で表現されていますね。

to be seen

to原形句は、「これからの動作」を表す表現ですから、「これから見られる状態」という意味
です。したがって、「民主党が、その約束を再考することに合意するかどうかは、まだわかっ
ていない」という意味になります。

では、最後の副-サイン節の内部構造を確認しておきましょう。

イメージ3です。

日本語訳

It remains to be seen, however, if the DPJ will agree to rethink its promises,
because supporters of party heavyweight Ichiro Ozawa may oppose major changes to the
pledges.

「しかしながら、民主党がその公約を再考することに合意するかどうかは、まだ明らかになっ
ていない、なぜなら党の重鎮Ichiro Ozawaの支持者たちが、その公約の大幅な変更に反対する
かもしれないからである。」

英文020

今回は、消費税増税のニュースからです。

Kan relents on push for sales tax hike(2010/08/05のJapanTimesより)

「菅首相は消費増税をトーンダウン」

 

Kan told reporters the issue of whether a tax hike should be an option for fixing Japan’s tattered finances is being discussed by a key government panel and the policy council of his Democratic Party of Japan and he will “wait” for the results of their deliberations.

単語チェック
*issue<名詞>問題
*option<名詞>選択肢
*fix<動詞3>修復する
*tattered<形容詞>ボロボロの
*finances<名詞>財政
*discuss<動詞3>議論する
*government panel<名詞>政府諮問機関
*policy council<名詞>政策審議会
*result<名詞>結果
*deliberation<名詞>審議

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。ちょっと間違いやすい部分があるので注意してください。

イメージ4とイメージ1+副-前置詞句です。では、順に見ていきましょう。

まず、イメージ4から。名詞Bは、名-サイン節なのですが、thatが省略されているのでわかりにくいですね。しっかり構造を確認することが重要です。その内部構造を確認してみましょう。

イメージ1+副-前置詞句です。この名詞Aが複雑ですね。the issueという名詞に、形容-前置詞句の修飾がついていますが、その中の名詞は、名-サイン節になっています。その内部構造は、

イメージ2です。whetherは、疑問の意味を表します(テキスト214p)。また、A’の中には、名-ing句もあります。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。

では、その後のイメージ1を見てみましょう。

これは特に問題ないように見えますが、ちょっとした注意点があります。内容から考えて、この部分は、「菅首相が話した」内容であると考えられますが、この英文の形ではそうはなりません。この部分をtoldの名詞Bにするためには、

and that he will wait for the results of their deliberations

というように、thatを入れて名-サイン節にしなければいけません。このthatは、省略できません。省略してしまうと、上で示したように、この部分は別の英文になってしまいます。したがって、この英文ではthatがないので、別の英文であるとしか考えられません。ただ、意味はおかしいですが。

日本語訳

Kan told reporters the issue of whether a tax hike should be an option for fixing Japan’s tattered finances is being discussed by a key government panel and the policy council of his Democratic Party of Japan and he will “wait” for the results of their deliberations.

「菅首相は記者団に、増税が日本のボロボロの財政を再建するための選択肢であるべきかどうかという問題は、現在、主要な政府諮問機関と民主党の政策審議会によって議論されているところであると語った、そして、彼は、それらの審議の結果を待つであろう。」

ニュース全文へのリンク

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100805a1.html

英文006

今回は、日本のイルカ漁についての映画のニュースからです。

Video shows dolphin suicide try: ‘Cove’ star(2010/07/12のJapanTimesより)

「イルカの自殺未遂だ:Coveの主役」

 

The star of the documentary “The Cove” about the annual dolphin hunt in Taiji, Wakayama Prefecture, says video footage showing a dolphin jumping out of an aquarium tank underlines the cruelty of captivity and that all of the creatures should be set free.

単語チェック
*star<名詞>主役
*annual<形容詞>毎年の
*hunt<名詞>漁
*video footage<名詞>ビデオ映像
*aquarium tank<名詞>水族館の水槽
*underline<動詞3>明確に示す
*cruelty<名詞>残虐さ
*captivity<名詞>監禁
*creature<名詞>生物

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

全体は、イメージ3です。

名詞Bは、名-サイン節が2つあって、andで結ばれています。1つ1つ見てみましょう。まず、前半の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3です。この中の名詞Aには、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。この中の名詞Bにも、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

では、全体に戻って、もう1つの名-サイン節を見てみましょう。

that all of the creatures should be set free

こちらは、名詞節のサインのthatがついていますね。1つめの名-サイン節のthatは省略されていましたが、こちらのthatは省略することができませんので注意してください。こちらのthatを省略してしまうと、ここが名-サイン節ではなく、別の英文になってしまいます。1つめの名-サイン節の場合は、saysのすぐ後にあって、thatを省略しても間違えることがないので、省略されることが普通です。その内部構造は、

イメージ2(イメージ5の受け身)です。イメージ5を受け身にするとイメージ2になりますね(テキスト114p)。

日本語訳

The star of the documentary “The Cove” about the annual dolphin hunt in Taiji, Wakayama Prefecture, says video footage showing a dolphin jumping out of an aquarium tank underlines the cruelty of captivity and that all of the creatures should be set free.

「和歌山県太地町の毎年のイルカ漁についてのドキュメンタリー”The Cove”の主役は、水族館の水槽から飛び出るイルカを映しているビデオ映像は、監禁の残酷さを明確に示していて、その生物は皆、放流されるべきであると語っている。」

ニュース全文へのリンク 

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100712b1.html