Archive for the ‘名-疑問詞節’ Category.

英文075

Ozawa signals plan to run for DPJ presidency(2012/04/20のJapanTimesより)

「小沢が、民主党党首への立候補を示唆」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120420a5.html

 

In an online broadcast Wednesday, Ozawa said he is ready for “whatever role” he is
destined to play.

単語チェック
*online<形容詞>オンラインの
*broadcast<名詞>放送
*ready<形容詞>準備ができている
*role<名詞>役割
*destined<形容詞>運命づけられている

構造分析

副-前置詞句+イメージ3です。この名詞Bは、名-サイン節です。その内部構造は、


 
イメージ2+副-前置詞句です。この副-前置詞句の中の名詞は、名-疑問詞節です。その内部構
造は、

whatever role he is destined to play

このままでは確認しにくいので、元の形に戻します。名-疑問詞節(名詞の機能を持ち、疑問詞
で始まる節)なので、疑問詞が前に出ています。その疑問詞を元の位置に戻してみると、

he is destined to play whatever role

となります。whateverは、whatの強調形ですから、whatと同じように名詞または形容詞です。
これは形容詞でroleという名詞を修飾しています。内部構造は、

イメージ2+副-to原形句です。destineは元々動詞5なので、これをイメージ5の受け身と考
えても良いのですが、destinedで形容詞のように使われることが多いので、このように考えま
す。どちらでも引き出せる意味は同じです。この副-to原形句の内部構造は、

イメージ3を利用しています。
では、構造通りに意味を引き出してみましょう。まずは、whateverではなく、元のwhatで考え
てみましょう。

what role he is destined to play

名-疑問詞節ですから、疑問の意味で、「彼が、どんな役割を担うように運命づけられているの
か」という意味です。名-疑問詞節には、確定の意味もありますが、これを確定の意味で訳すの
は難しいですね。ただ、whateverのような強調が加わると、「彼が担うことを運命づけられて
いるあらゆる役割」という意味になります。

日本語訳
In an online broadcast Wednesday, Ozawa said he is ready for “whatever role” he is
destined to play.

「火曜日のオンライン放送において、小沢は、彼は、彼が担うことを運命づけられているあら
ゆる役割に向けて準備ができていると語った。」

英文073

SDF, leaders on 24-hour alert for North’s rocket launch(2012/04/13のJapanTimesより)

「北朝鮮のロケット発射を24時間体制で監視」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120413a2.html

Japan and its missile defense system remained on high alert Thursday as the first day
of North Korea’s launch window for what is believed to be a long-range ballistic
missile test passed without incident.

単語チェック
*missile defense system<名詞>ミサイル防衛システム
*remain<動詞2>~のままでいる
*alert<名詞>警戒
*launch window<名詞>発射時限
*believe<動詞5>信じる
*long-range<形容詞>長距離の
*ballistic<形容詞>弾道の
*pass<動詞1>過ぎる
*incident<名詞>出来事

構造分析

イメージ2+副-前置詞句+副-サイン節です。
A’は、名詞Aの状態を説明する形容-前置詞句です。onは継続状態を表すので、「非常に警戒し
ている状態で」という意味になります。
副-前置詞句は、on Thursdayの省略です。
副-サイン節の内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句です。asは付帯状況を表す副詞節のサインです。この名詞Aの中に
は、forで始まる形容-前置詞句がありますが、その中の名詞は、名-疑問詞節になっています。
その内部構造は、

イメージ2(イメージ5の受け身)です。名-疑問詞節なので、疑問の意味で「何が、長距離弾
道ミサイルのテストであると信じられているのか」という意味にもなりますが、この文脈で
は、確定の名-疑問詞節で、「長距離弾道ミサイルのテストであると信じられているもの」とな
ります。

日本語訳

Japan and its missile defense system remained on high alert Thursday as the first day
of North Korea’s launch window for what is believed to be a long-range ballistic
missile test passed without incident.

「日本とそのミサイル防衛システムは、木曜日、非常に警戒しているままであった{北朝鮮
の、長距離弾道ミサイルのテストであると思われるものの発射時限の初日が、何事もなく過ぎ
去った状況で}」

英文067

Tepco asks for another ¥1 trillion injection(2012/03/30のJapanTimesより)

「東電は、もう1兆円を要請」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120330a2.html

Tokyo Electric Power Co. on Thursday requested an injection of ¥1 trillion from a
government-backed entity to avoid insolvency but left unsettled such key questions as
how big a stake the utility will let the state have in return for receiving
taxpayers’ money.

単語チェック
*request<動詞3>要求する
*injection<名詞>注入
*government-backed<形容詞>政府支援の
*entity<名詞>事業体
*avoid<動詞3>避ける
*insolvency<名詞>破産
*leave<動詞5>ままにする
*unsettled<形容詞>未解決の
*key<形容詞>主要な
*stake<名詞>利害関係
*utility<名詞>電力会社
*state<名詞>国
*return<名詞>見返り
*receive<動詞3>受ける
*taxpayer<名詞>納税者

構造分析

2つの英文があり、イメージ3+副-前置詞句+副-to原形句と、イメージ5となっています。
1つめの英文は、それほど難しくないと思います。副-to原形句の内部構造は、

イメージ3を利用しています。
2つめの英文は、注意が必要です。イメージ5ですが、名詞BとB’の順序が反対になっていま
す。名詞Bに情報がたくさんついていて長くなっている場合は、このような形になることがあり
ますが、考え方は同じです。「(主要な問題が未解決である状況)をそのままにした」という
ことです。
名詞Bのkey questionsには、such asで始まる形容-前置詞句の修飾がついています。such as
は、具体例を表す前置詞です。suchが名詞の前に置かれることがありますが、考え方は同じで
す。その前置詞句の中の名詞は、名-疑問詞節になっています。その内部構造は、

how big a stake the utility will let the state have in return for receiving
taxpayers’ money

ちょっと複雑なので、前にでいている疑問詞を元の位置に戻してみましょう。

イメージ5+副-前置詞句です。B’は、形容-to原形句です。Vがletなので、toが省略されてい
ます。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。この中の名詞Bに、疑問副詞のhowがついているわけですね。how
の後には形容詞が来るので、「副詞+形容詞+冠詞+名詞」という語順になっていることに注
意してください。「どれだけ大きな利害関係」という名詞になります。
また、副-前置詞句にも注意してください。in return for~の3語で「~の見返りに」という
前置詞と考えると良いでしょう。その後の名詞は、名-ing句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。

日本語訳
Tokyo Electric Power Co. on Thursday requested an injection of ¥1 trillion from a
government-backed entity to avoid insolvency but left unsettled such key questions as
how big a stake the utility will let the state have in return for receiving
taxpayers’ money.

「東京電力は木曜日に、破産を避けるため、政府支援の事業体からの1兆円の注入を要請した
が、その電力会社が、納税者のお金を受け入れる見返りに、国がどれだけ大きな関係を持つこ
とを許可するのかというような重要な問題は、未解決のままにした。」

英文044

‘Stress tests’ to be done in two stage(2011/07/12のJapanTimesより)

「ストレステストは2段階での予定」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110712a1.html

Chief Cabinet Secretary Yukio Edano announced the plan during a news conference
Monday, but he gave no specific timeline as to when the tests would actually start
and for how long it would last.

単語チェック
*Chief Cabinet Secretary<名詞>内閣官房長官
*announce<動詞3>発表する
*news conference<名詞>記者会見
*specific<形容詞>明確な
*timeline<名詞>スケジュール
*actually<副詞>実際に
*last<動詞1>続く

構造チェック

まずは、英文全体の構造をチェックしてみましょう。

2つの英文がbutで結ばれていて、イメージ3+副-前置詞句と、イメージ3です。

では、後ろの英文に注目してみましょう。名詞Bには、形容-前置詞句の修飾がついています。

as to when the tests would actually start and for how long it would last

as toというのは、「~に関しての」という意味を表す前置詞です。そして、この前置詞の後の
名詞は、名-疑問詞節になっています。その内部構造は、

という構造になっています。1つめは、イメージ1です。whenは疑問副詞なのでadになりま
す。そして、2つめは、副-前置詞句+イメージ1です。how longは、疑問副詞にもなります
が、ここでは、名詞として使われていて、その前に期間を表すforという前置詞がついていま
す。for how longで「どれだけの期間の間」という副詞です。

日本語訳

Chief Cabinet Secretary Yukio Edano announced the plan during a news conference
Monday, but he gave no specific timeline as to when the tests would actually start
and for how long it would last.

「Yukio Edano内閣官房長官は、月曜日の記者会見でその計画を発表したが、いつそれらのテス
トが実際に開始されるのかや、それがどれだけの期間の間続くのかについての明確なスケ
ジュールは発表しなかった。」

英文043

Apple exports to Taiwan fell to less than a ton in May(2011/07/03のJapanTimesより)

「5月の台湾へのリンゴの輸出が1トン以下に」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110703a2.html

Japan’s apple exports to Taiwan fell to less than a ton in May due to the yen’s
strength and the nuclear crisis, raising worries among apple farmers over when the
Fukushima No. 1 plant disaster will be resolved.

単語チェック
*export<名詞>輸出
*fall<動詞1>落ちる
*due to<前置詞>~が原因で
*strength<名詞>強さ
*nuclear<形容詞>原子力の
*crisis<名詞>危機
*raise<動詞3>引き起こす
*worry<名詞>不安
*disaster<名詞>災害
*resolve<動詞3>解決する

構造チェック

まずは、英文全体の構造をチェックしてみましょう。

イメージ1+3つの副-前置詞句+副-分詞句です。
toで始まる副-前置詞句の中にあるless thanは、a「1の」という形容詞を修飾する副詞で、
「1より少ないトン=1トン以下」となります。

それでは、副-分詞句を詳しく見てみましょう。まずは、内部構造を確認してみましょう。

イメージ3を利用しています。副-分詞句は、付帯状況を表しているので、「落ちた」という動
作と「引き起こした」という動作が同時進行していることを表しています。この名詞Bの
worriesには、形容-前置詞句の修飾が2つついています。amongで始まるものと、overで始まる
ものです。特に、overで始まる前置詞句がworriesを修飾していることに注意してください。
「~を巡る→不安」という修飾です。そして、その前置詞句の中の名詞は、名-疑問詞節になっ
ています。その内部構造を確認してみましょう。

イメージ1です。whenは、疑問副詞なので、adとなります。「いつ、福島第一発電所の災害
が、解決されるのか」という意味になります。

日本語訳

Japan’s apple exports to Taiwan fell to less than a ton in May due to the yen’s
strength and the nuclear crisis, raising worries among apple farmers over when the
Fukushima No. 1 plant disaster will be resolved.

「日本の台湾へのリンゴの輸出が、円高と原子力危機が原因で、5月には、1トン以下に減少
し、リンゴ農家の間での、いつ福島第一発電所の災害が解決されるのかを巡る不安を引き起こ
している。」