Archive for the ‘受け身’ Category.

英文068

Entry ban lifted in parts of hot zone(2012/04/02のJapanTimesより)

「危険区域の一部で、立ち入り禁止が解除」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120402a2.html

 
But residents from these areas, which are close to the crippled Fukushima No. 1
nuclear plant, will not be allowed to stay overnight, although radiation levels
remain relatively low.
単語チェック
*resident<名詞>住民
*close<形容詞>近い
*crippled<形容詞>損傷した
*nuclear<形容詞>原子力の
*plant<名詞>発電所
*allow<動詞5>許可する
*stay<動詞1>滞在する
*overnight<副詞>泊まりがけで
*radiation level<名詞>放射能レベル
*remain<動詞2>~のままでいる
*relatively<副詞>比較的
構造分析

butは等位接続詞で、文と文をつないでいるので、文構造からは外れます。イメージ2(イメー
ジ5の受け身)+副-サイン節です。

名詞Aには、fromで始まる形容-前置詞句の修飾があって、その中の名詞には、形容-代用詞節の
修飾がついています。その内部構造は、

イメージ2+副-前置詞句です。修飾される名詞のthese areasが、すでに限定された名詞なの
で、ここは必ずカンマをつけて非限定にしなければいけません。

では、全体に戻って、A’を確認してみましょう。これは名詞Aの状態を説明する形容-to原形句
です。その内部構造は、

イメージ1を利用しています。

また、全体の副-サイン節の内部構造は、

イメージ2です。

日本語訳

But residents from these areas, which are close to the crippled Fukushima No. 1
nuclear plant, will not be allowed to stay overnight, although radiation levels
remain relatively low.

「しかし、福島第一原発に近いその地域の住民は、放射能レベルが比較的低いにもかかわら
ず、泊まりがけで滞在するのを許可されないだろう。」

英文053

IAEA to call for nuclear crisis team(2011/09/07のJapanTimesより)

「IAEAは、原子力危機対策チームを要求へ」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110907a1.html

The 12-point draft plan urges member countries to consider establishing “national
rapid response teams that could also be made available internationally.”

 

単語チェック
*draft<形容詞>草案の
*urge<動詞5>強く促す
*consider<動詞3>考慮する
*establish<動詞3>設立する
*rapid<形容詞>緊急の
*response<名詞>対応
*available<形容詞>利用できる
*internationally<副詞>国際的に

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ5です。イメージ5では、B’は名詞Bの存在状態を表しています。この英文では、B’は
形容-to原形句になっています。to原形句は、「これからの動作」を表すので、「名詞Bが、こ
れからB’の動作をする状態である」という状況が読み取れます。「その12ポイントの草案の計
画は、加盟国に、~を考慮するように強く促している。」ということですね。

では、B’の形容-to原形句の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3を利用しています。この名詞Bは、名-ing句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。この名詞Bには、形容-代用詞節の修飾がついています。その内
部構造は、

イメージ2(イメージ5の受け身)です。名詞Aは、修飾される名詞national rapid response
teamsの代用詞で、A’はその名詞の存在状態を表しているので、「国家の緊急対策チームが、利
用できる状態である」という状況が読み取れます。

日本語訳
The 12-point draft plan urges member countries to consider establishing “national
rapid response teams that could also be made available internationally.”

「その12ポイントの計画草案は、加盟国に、国際的にも利用されうる国家緊急対策チームを設
立することを検討するように強く促している。」

英文048

Unit 3 MOX likely melted through(2011/08/09のJapanTimesより)

「3号機のMOX燃料がメルトスルーか」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110809a3.html

MOX fuel that was believed to have been kept cool at the bottom of one of the
reactors at the crippled Fukushima No. 1 nuclear plant after its core melted is
believed to have breached the vessel after melting again, a study said Monday.

単語チェック
*MOX fuel<名詞>MOX燃料
*cool<形容詞>冷えて
*bottom<名詞>底
*reactor<名詞>原子炉
*crippled<形容詞>損傷した
*nuclear plant<名詞>原発
*core<名詞>炉心
*melt<動詞1>溶ける
*breach<動詞3>破る
*vessel<名詞>容器

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2(イメージ5の受け身)にソース表示がついた形です。A’が形容-to原形句になって
いて、名詞Aの状態を表しています。

では、名詞Aから見ていきましょう。名詞Aには、形容-代用詞節の修飾がついています。その内
部構造は、

イメージ2(イメージ5の受け身)+副-前置詞句+副-サイン節です。このイメージ2も、
A’が形容-to原形句になっています。その内部構造は、

これもまた、イメージ2(イメージ5の受け身)を利用しています。完了形の形のto原形句な
ので、Vよりも以前の動作を表していて、「冷えた状態で保たれていたと信じられていた」とい
う意味になります。
また、副-サイン節の内部構造は、

イメージ1です。

では、全体に戻って、A’の形容-to原形句の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3+副-前置詞句を利用しています。ここも完了形の形のto原形句なので、Vよりも以
前の動作を表しています。
また、副-前置詞句の中の名詞は、名-ing句です。その内部構造は、

イメージ1を利用しています。

以上の1つ1つの構造をしっかり確認して、正確な意味を引き出すことを心がけてください。

日本語訳

MOX fuel that was believed to have been kept cool at the bottom of one of the
reactors at the crippled Fukushima No. 1 nuclear plant after its core melted is
believed to have breached the vessel after melting again, a study said Monday.

「炉心が溶融した後、損傷した福島第一原発の原子炉の1つの底で冷えた状態で保たれてい
たと信じられていたMOX燃料は、再び溶融した後、その容器を突き破ったと考えられる—ある
研究が月曜日に明らかにした。」

英文046

China’s train accident unthinkable here: expert(2011/07/26のJapanTimesより)

「中国の列車事故は日本では考えられない」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110726a2.html

Shinkansen trains operated by Japanese railways have been designed using the concept
that they should stop whenever an anomaly is detected, the JR official said.

単語チェック
*operate<動詞3>運営する
*railway<名詞>鉄道会社
*design<動詞5>設計する
*concept<名詞>考え
*anomaly<名詞>異常
*detect<動詞3>検知する

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。ちょっと難しいので注意してください。

イメージ2(イメージ5の受け身)に、ソース表示がついた形です。イメージ5が受け身に
なってイメージ2になると、わかりにくいので注意してください。元のイメージ5は、

「彼らは、その列車が、その考えを使うように設計した。」という形です。このB’は、名詞Bの
状態を説明する形容-分詞句です。これが受け身になっているので、「新幹線列車は、その考え
を使うように設計されている。」という意味が読み取れます。

では、細部の構造を確認していきましょう。

名詞Aには、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

次は、A’の部分を見てみましょう。これは、名詞Aの状態を説明する形容-分詞句です。その内
部構造は、

イメージ3を利用しています。この名詞Bには、形容-サイン節の修飾がついています。その内
部構造は、

イメージ1+副-疑問詞節です。この副-疑問詞節の内部構造は、

副詞+イメージ1です。形容-サイン節は、名詞の内容を表すので、「異常が検知されたときは
いつでも、それらは当然止まるという→考え」という意味になります。

日本語訳

Shinkansen trains operated by Japanese railways have been designed using the concept
that they should stop whenever an anomaly is detected, the JR official said.

「日本の鉄道会社によって運営されている新幹線は、異常が検知されればいつでも止まるのが
当然という考えを使用するように設計されている—JRの職員が語った。」

英文040

Six more Tepco staff exposed beyond limit(2011/06/14のJapanTimesより)

「さらに6人の作業員が限度量超え」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110614a1.html

Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant are feared to have been exposed to radiation above the
emergency limit, Tokyo Electric Power Co. said Monday.

単語チェック
*involved<形容詞>関係している
*effort<名詞>努力
*contain<動詞3>収拾する
*nuclear<形容詞>原子力の
*crisis<名詞>危機
*crippled<形容詞>損傷した
*power plant<名詞>発電所
*fear<動詞5>懸念する
*expose<形容詞>さらす
*radiation<名詞>放射能
*emergency limit<名詞>緊急時限度量
構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2(イメージ5の受け身)に、ソース表示がついています。イメージ5が受け身に
なってイメージ2になる形は、頻繁に使われますので、しっかりと慣れるようにしておいてく
ださい。イメージ2なので、名詞Aの存在状態を、A’で表しているということが重要です。

では、それぞれの部分を詳しく見ていきましょう。まずは、名詞Aから。

Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant

まずは、比較級moreの前に、sixという数値が置かれています。比較級の前の数値は「比較の
差」を表すので、「今までと比べて、さらに6人の労働者」という意味になります。そして、
その名詞には、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。その副-前置詞句の中の名詞には、形容-to原形句
の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。「損傷した福島第一原発の原子力危機を収拾するための→作業
に関わっている→さらなる6人の労働者」という修飾です。

では次は、A’を見てみましょう。

to have been exposed to radiation above the emergency limit,

これは、名詞Aの存在状態を説明する形容-to原形句です。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。このVの部分が、have beenと完了形の形になって
いるのは、このto原形句で表現されている動作が、英文全体のVの動作(懸念されている)より
も過去のことであることを表しています。つまり「緊急時限度量を超えた放射能に(過去に)
さらされた状態であると、(現在)懸念されている」ということです。
日本語訳
Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant are feared to have been exposed to radiation above the
emergency limit, Tokyo Electric Power Co. said Monday.

「損傷した福島第一原発の原子力危機を収拾する作業に当たっているさらなる6人の作業員
が、緊急時の限度量を超える放射能にさらされたと思われると、月曜日に東京電力が発表し
た。」