Archive for the ‘イメージ2’ Category.

英文047

South Korea bars three lawmakers(2011/08/02のJapanTimesより)

「韓国が3人の国会議員の入国を拒否」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110802a1.html

The lawmakers remained unconvinced and called on the officials to provide detailed
explanations for denying their entry.

単語チェック
*lawmaker<名詞>国会議員
*remain<動詞2>~のままでいる
*unconvinced<形容詞>納得できない
*provide<動詞3>提供する
*detailed<形容詞>詳しい
*explanation<名詞>説明
*deny<動詞3>拒否する
*entry<名詞>入国

構造チェック

まずは、英文全体の構造をチェックしてみましょう。

イメージ2+イメージ5です。イメージ2は、A’の部分に過去分詞が来ていますが、これは形
容詞として使われています。名詞Aの状態を説明しているので、「その国会議員は、納得できな
い状態のままでいた。」という意味になります。
また、イメージ5は少し注意が必要です。call onという形は、普通に考えれば「動詞1+前置
詞」であり、「~に対して+呼びかける」というような意味になります。しかし、この2語
が、一緒になって、1つの動詞5として使われることがあります。動詞5ですから、その後に
は、「名詞B+B’」という形が続きます。
では、B’の形容-to原形句の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3を利用しています。この名詞Bの中には、forで始まる形容-前置詞句がありますが、
その中の名詞は、名-ing句になっています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。すると、全体のイメージ5は、「役人に、彼らの入国を拒否す
る詳しい説明を提供するように、求めた。」という意味が読み取れます。

このcall onという動詞5は、受け身にもなるので、よく覚えておきましょう。

「その役人は、詳細な説明を提供するように、求められた。」というイメージ2になります。

日本語訳

The lawmakers remained unconvinced and called on the officials to provide detailed
explanations for denying their entry.

「その国会議員は、納得できないままで、役人に、彼らの入国を拒否する詳しい説明をするよ
うに要求した。」

英文039

DPJ pushing LDP ties after Kan resigns(2011/06/07のJapanTimesより)

「菅辞任後の連立を模索」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110607a1.html

It remains to be seen, however, if the DPJ will agree to rethink its promises,
because supporters of party heavyweight Ichiro Ozawa may oppose major changes to the
pledges.

単語チェック
*remain<動詞2>~のままでいる
*DPJ<名詞>民主党
*agree<動詞3>同意する
*rethink<動詞3>再考する
*promise<名詞>約束
*supporter<名詞>支持者
*heavyweight<名詞>重鎮
*oppose<動詞3>反対する
*pledge<名詞>約束

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2+副-サイン節という形です。注意すべきところは、=Aの部分です。ここが本当の名
詞Aなのですが、イメージの型の後ろに置かれていますね。イメージの型の名詞Aの部分には、
Itと言う指示語が置かれています。英語では、このように、指示語を先において、後ろでその
指示内容を具体的に示す形があります。これは、前の指示語と、後ろの指示内容が相関してい
るということで、相関語句と言います。

では、=Aの部分を見てみましょう。ここは、名-サイン節になっています。その内部構造は、

イメージ3です。ifで始まっているので、疑問の意味を表しています。この中の名詞Bは、名-
to原形句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。「民主党が、その約束を再考することに合意するかどうか」と
いう意味になります。これが、本当の名詞Aの内容です。

そして、イメージ2の意味の把握も少し難しいと思います。イメージ2は、A’の部分が名詞Aの
存在状態を説明しています。その状態が、形容-to原形句で表現されていますね。

to be seen

to原形句は、「これからの動作」を表す表現ですから、「これから見られる状態」という意味
です。したがって、「民主党が、その約束を再考することに合意するかどうかは、まだわかっ
ていない」という意味になります。

では、最後の副-サイン節の内部構造を確認しておきましょう。

イメージ3です。

日本語訳

It remains to be seen, however, if the DPJ will agree to rethink its promises,
because supporters of party heavyweight Ichiro Ozawa may oppose major changes to the
pledges.

「しかしながら、民主党がその公約を再考することに合意するかどうかは、まだ明らかになっ
ていない、なぜなら党の重鎮Ichiro Ozawaの支持者たちが、その公約の大幅な変更に反対する
かもしれないからである。」

英文026

Maehara donation trap easy to fall into, and rectifiable

「前原の献金問題は、陥りやすいワナ」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110309a2.html

Considering the amount of money and the influence it could have on national politics,
corporate donations should be of a much higher concern, Kobe Gakuin University’s Kamiwaki said.

単語チェック
*consider<動詞3>考慮する
*amount<名詞>額
*influence<名詞>影響
*politics<名詞>政治
*corporate donation<名詞>企業献金
*concern<名詞>関心

構造チェック

副-分詞句+イメージ2にソース表示がついています。

まずは、副-分詞句を見てみましょう。副-分詞句は、原則的には、イメージの型の部分と名詞A
を共有しますが、この英文では、corporate donationsがconsiderという動作をするわけはない
ので、原則が当てはまりません。このような場合は、発言者がconsiderの名詞Aとなります。
では、内部構造を確認してみましょう。

イメージ3を利用しています。この中の名詞Bは、2つの名詞がandで結ばれていますが、その
2つめの名詞には、形容-代用詞節の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3+副-前置詞句です。

では、イメージ2のA’を見てみましょう。A’は、名詞Aの存在状態を説明するので、名詞又は形
容詞です。これは、形容-前置詞句ですね。concernは「関心」という名詞ですが、それにofが
つくと、「関心のある」という形容詞になるわけです。それが、area of concern「関心のある
分野」と限定用法で使われることもあれば、この英文のように叙述用法で使われることもあり
ます。そして、それに、much higherという形容詞がついた形になっています。

日本語訳

Considering the amount of money and the influence it could have on national politics,
corporate donations should be of a much higher concern, Kobe Gakuin University’s
Kamiwaki said.

「金額と、それが国政に与えうる影響を考慮すると、企業献金の方が、ずっと高い関心事であ
るべきである—神戸学院大学のKamiwakiは語った。」

英文023

今回は、猛暑による熱中症のニュースからです。

Heatstroke death toll rises to 132(2010/08/18のJapanTimesより)

「熱中症の死亡者が132人に」

 

The number of heatstroke victims rushed to hospitals between May 31 and Sunday totaled 31,579 nationwide, the Fire and Disaster Management Agency said Tuesday.

単語チェック
*heatstroke victim<名詞>熱中症患者
*rush<動詞3>緊急搬送する
*total<動詞2>合計~になる
*nationwide<副詞>全国で
*Fire and Disaster Management Agency<名詞>消防庁

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。この英文は、どの部分が動詞Vになるのかを正確に把握することが重要です。よく注意して見てください。

イメージ2に、ソース表示がついています。
この英文のイメージの型を判断する際に、rushedという動詞をどう考えるのかに注意してください。rushという動詞は、イメージ1で「急行する」、イメージ3で「急行させる」という意味になります。この英文の場合、イメージ1である可能性もあります。ただ、「熱中症患者の数は、病院に急行した」というのは、意味が少しおかしいなとわかります。そこで、rushedは過去分詞で、形容-分詞句になっているのではないかと考えるわけです。すると、その内部構造は、

イメージ1(イメージ3の受け身)+副-前置詞句+副-前置詞句を利用しているので、「5月31日から日曜日までの間に病院に緊急搬送された→」という意味が読み取れます。

また、イメージ2にもよく注意してください。totalは、イメージ2で「合計~になる」、イメージ3で「~を合計する」という意味になります。この英文の場合は、「~の数=31579」という関係なので、イメージ2であるとわかります。

日本語訳

The number of heatstroke victims rushed to hospitals between May 31 and Sunday totaled 31,579 nationwide, the Fire and Disaster Management Agency said Tuesday.

「5月31日から日曜日までの間に病院へ緊急搬送された熱中症患者の数は、合計31579に上った—消防庁が火曜日に語った。」

ニュース全文へのリンク

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100818a1.html

英文017

今回は、普天間基地問題に関するニュースからです。

Court ups Futenma noise damages(2010/07/30のJapanTimesより)

「普天間騒音訴訟の賠償金増額」

 
The Fukuoka High Court awarded damages totaling about ¥369 million Thursday to plaintiffs over noise caused by flights at U.S. Marine Corps Air Station Futenma in Okinawa, a 2.5-fold increase from the amount awarded by a lower court.

単語チェック
*award<動詞3>与える
*damages<名詞>損害賠償金
*total<動詞2>合計~になる
*plaintiff<名詞>原告
*noise<名詞>騒音
*cause<動詞3>引き起こす
*flight<名詞>飛行
*amount<名詞>金額

構造チェック

まずは、英文全体の構造をチェックしてみましょう。

イメージ3+副-前置詞句+副-前置詞句+副-前置詞句という形です。最後の部分は、名詞Bを修飾する形容詞要素なのですが、離れているので、+Bとしておきます。一つ一つ見ていきましょう。

まず、名詞Bには形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ2を利用しています。totalという動詞をイメージ2で使う用法に注意してください。A’は、damagesを説明する形容詞になっています。

次に、overで始まる副-前置詞句を見てみましょう。noiseという名詞に形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

次は、最後の+Bを見てみましょう。この部分は、ただの名詞がポンと置かれているように見えますが、それでは、英文の一部とは言えません。ここは、次の省略があります。

(which is) a 2.5-fold increase from the amount awarded by a lower court

つまり、形容-代用詞節であるわけですね。そして、この形容詞要素は、名詞Bを修飾しています。その内部構造を確認すると、

イメージ2です。このA’の中のthe amountという名詞には、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

日本語訳

The Fukuoka High Court awarded damages totaling about ¥369 million Thursday to plaintiffs over noise caused by flights at U.S. Marine Corps Air Station Futenma in Okinawa, a 2.5-fold increase from the amount awarded by a lower court.

「福岡高裁は、木曜日に、沖縄の米海兵隊普天間飛行場での飛行によって引き起こされた騒音を巡って、原告に、合計約3億6900万円に上る損害賠償金を与えた{それは、下級審によって与えられた金額から2.5倍の増加である}。」

ニュース全文へのリンク

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100730a1.html