Archive for the ‘イメージ5’ Category.

英文048

Unit 3 MOX likely melted through(2011/08/09のJapanTimesより)

「3号機のMOX燃料がメルトスルーか」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110809a3.html

MOX fuel that was believed to have been kept cool at the bottom of one of the
reactors at the crippled Fukushima No. 1 nuclear plant after its core melted is
believed to have breached the vessel after melting again, a study said Monday.

単語チェック
*MOX fuel<名詞>MOX燃料
*cool<形容詞>冷えて
*bottom<名詞>底
*reactor<名詞>原子炉
*crippled<形容詞>損傷した
*nuclear plant<名詞>原発
*core<名詞>炉心
*melt<動詞1>溶ける
*breach<動詞3>破る
*vessel<名詞>容器

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2(イメージ5の受け身)にソース表示がついた形です。A’が形容-to原形句になって
いて、名詞Aの状態を表しています。

では、名詞Aから見ていきましょう。名詞Aには、形容-代用詞節の修飾がついています。その内
部構造は、

イメージ2(イメージ5の受け身)+副-前置詞句+副-サイン節です。このイメージ2も、
A’が形容-to原形句になっています。その内部構造は、

これもまた、イメージ2(イメージ5の受け身)を利用しています。完了形の形のto原形句な
ので、Vよりも以前の動作を表していて、「冷えた状態で保たれていたと信じられていた」とい
う意味になります。
また、副-サイン節の内部構造は、

イメージ1です。

では、全体に戻って、A’の形容-to原形句の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3+副-前置詞句を利用しています。ここも完了形の形のto原形句なので、Vよりも以
前の動作を表しています。
また、副-前置詞句の中の名詞は、名-ing句です。その内部構造は、

イメージ1を利用しています。

以上の1つ1つの構造をしっかり確認して、正確な意味を引き出すことを心がけてください。

日本語訳

MOX fuel that was believed to have been kept cool at the bottom of one of the
reactors at the crippled Fukushima No. 1 nuclear plant after its core melted is
believed to have breached the vessel after melting again, a study said Monday.

「炉心が溶融した後、損傷した福島第一原発の原子炉の1つの底で冷えた状態で保たれてい
たと信じられていたMOX燃料は、再び溶融した後、その容器を突き破ったと考えられる—ある
研究が月曜日に明らかにした。」

英文047

South Korea bars three lawmakers(2011/08/02のJapanTimesより)

「韓国が3人の国会議員の入国を拒否」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110802a1.html

The lawmakers remained unconvinced and called on the officials to provide detailed
explanations for denying their entry.

単語チェック
*lawmaker<名詞>国会議員
*remain<動詞2>~のままでいる
*unconvinced<形容詞>納得できない
*provide<動詞3>提供する
*detailed<形容詞>詳しい
*explanation<名詞>説明
*deny<動詞3>拒否する
*entry<名詞>入国

構造チェック

まずは、英文全体の構造をチェックしてみましょう。

イメージ2+イメージ5です。イメージ2は、A’の部分に過去分詞が来ていますが、これは形
容詞として使われています。名詞Aの状態を説明しているので、「その国会議員は、納得できな
い状態のままでいた。」という意味になります。
また、イメージ5は少し注意が必要です。call onという形は、普通に考えれば「動詞1+前置
詞」であり、「~に対して+呼びかける」というような意味になります。しかし、この2語
が、一緒になって、1つの動詞5として使われることがあります。動詞5ですから、その後に
は、「名詞B+B’」という形が続きます。
では、B’の形容-to原形句の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3を利用しています。この名詞Bの中には、forで始まる形容-前置詞句がありますが、
その中の名詞は、名-ing句になっています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。すると、全体のイメージ5は、「役人に、彼らの入国を拒否す
る詳しい説明を提供するように、求めた。」という意味が読み取れます。

このcall onという動詞5は、受け身にもなるので、よく覚えておきましょう。

「その役人は、詳細な説明を提供するように、求められた。」というイメージ2になります。

日本語訳

The lawmakers remained unconvinced and called on the officials to provide detailed
explanations for denying their entry.

「その国会議員は、納得できないままで、役人に、彼らの入国を拒否する詳しい説明をするよ
うに要求した。」

英文046

China’s train accident unthinkable here: expert(2011/07/26のJapanTimesより)

「中国の列車事故は日本では考えられない」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110726a2.html

Shinkansen trains operated by Japanese railways have been designed using the concept
that they should stop whenever an anomaly is detected, the JR official said.

単語チェック
*operate<動詞3>運営する
*railway<名詞>鉄道会社
*design<動詞5>設計する
*concept<名詞>考え
*anomaly<名詞>異常
*detect<動詞3>検知する

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。ちょっと難しいので注意してください。

イメージ2(イメージ5の受け身)に、ソース表示がついた形です。イメージ5が受け身に
なってイメージ2になると、わかりにくいので注意してください。元のイメージ5は、

「彼らは、その列車が、その考えを使うように設計した。」という形です。このB’は、名詞Bの
状態を説明する形容-分詞句です。これが受け身になっているので、「新幹線列車は、その考え
を使うように設計されている。」という意味が読み取れます。

では、細部の構造を確認していきましょう。

名詞Aには、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。

次は、A’の部分を見てみましょう。これは、名詞Aの状態を説明する形容-分詞句です。その内
部構造は、

イメージ3を利用しています。この名詞Bには、形容-サイン節の修飾がついています。その内
部構造は、

イメージ1+副-疑問詞節です。この副-疑問詞節の内部構造は、

副詞+イメージ1です。形容-サイン節は、名詞の内容を表すので、「異常が検知されたときは
いつでも、それらは当然止まるという→考え」という意味になります。

日本語訳

Shinkansen trains operated by Japanese railways have been designed using the concept
that they should stop whenever an anomaly is detected, the JR official said.

「日本の鉄道会社によって運営されている新幹線は、異常が検知されればいつでも止まるのが
当然という考えを使用するように設計されている—JRの職員が語った。」

英文041

DPJ prods noncommittal Kan on exit(2011/06/21のJapanTimesより)

「民主党は、煮え切らない菅首相に退陣を促す」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110621a1.html

DPJ Secretary General Katsuya Okada and other senior lawmakers met Sunday with Kan
and urged him not to leave the exact timing of his departure vague any longer,
according to the sources.

単語チェック
*secretary general<名詞>幹事長
*senior<形容詞>高位の
*lawmaker<名詞>議員
*urge<動詞5>促す
*leave<動詞5>そのままにする
*exact<形容詞>正確な
*departure<名詞>退陣
*vague<形容詞>曖昧な

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

2つの英文があって、イメージ1+2つの副-前置詞句と、イメージ5という形に、ソース表示
がついています。
1つめの英文では、meetがイメージ1で使われています。meetは「会う」という意味では、イ
メージ3で使うことが多いですが、「会談する」という意味では、両者がお互いに動作を働き
かけるイメージなので、「名詞Aが名詞Bに働きかける」というイメージ3は合わず、イメージ
1を使います。

2つめの英文は、イメージ5です。B’は、形容-to原形句になっていて、名詞Bの存在状態を表
しています。その内部構造は、

ここも、イメージ5を利用しています。形容-to原形句の否定は、このように、一番最初にnot
を付けます。「彼の退陣の正確な時期をこれ以上、曖昧にしておかない」という意味です。

日本語訳

DPJ Secretary General Katsuya Okada and other senior lawmakers met Sunday with Kan
and urged him not to leave the exact timing of his departure vague any longer,
according to the sources.

「民主党幹事長のKatsuya Okadaと他の幹部議員は、日曜日に菅首相と会談し、彼の退陣の正確
な時期をこれ以上曖昧にしておかないように促した—情報筋によると。」

英文040

Six more Tepco staff exposed beyond limit(2011/06/14のJapanTimesより)

「さらに6人の作業員が限度量超え」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110614a1.html

Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant are feared to have been exposed to radiation above the
emergency limit, Tokyo Electric Power Co. said Monday.

単語チェック
*involved<形容詞>関係している
*effort<名詞>努力
*contain<動詞3>収拾する
*nuclear<形容詞>原子力の
*crisis<名詞>危機
*crippled<形容詞>損傷した
*power plant<名詞>発電所
*fear<動詞5>懸念する
*expose<形容詞>さらす
*radiation<名詞>放射能
*emergency limit<名詞>緊急時限度量
構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2(イメージ5の受け身)に、ソース表示がついています。イメージ5が受け身に
なってイメージ2になる形は、頻繁に使われますので、しっかりと慣れるようにしておいてく
ださい。イメージ2なので、名詞Aの存在状態を、A’で表しているということが重要です。

では、それぞれの部分を詳しく見ていきましょう。まずは、名詞Aから。

Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant

まずは、比較級moreの前に、sixという数値が置かれています。比較級の前の数値は「比較の
差」を表すので、「今までと比べて、さらに6人の労働者」という意味になります。そして、
その名詞には、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。その副-前置詞句の中の名詞には、形容-to原形句
の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。「損傷した福島第一原発の原子力危機を収拾するための→作業
に関わっている→さらなる6人の労働者」という修飾です。

では次は、A’を見てみましょう。

to have been exposed to radiation above the emergency limit,

これは、名詞Aの存在状態を説明する形容-to原形句です。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。このVの部分が、have beenと完了形の形になって
いるのは、このto原形句で表現されている動作が、英文全体のVの動作(懸念されている)より
も過去のことであることを表しています。つまり「緊急時限度量を超えた放射能に(過去に)
さらされた状態であると、(現在)懸念されている」ということです。
日本語訳
Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant are feared to have been exposed to radiation above the
emergency limit, Tokyo Electric Power Co. said Monday.

「損傷した福島第一原発の原子力危機を収拾する作業に当たっているさらなる6人の作業員
が、緊急時の限度量を超える放射能にさらされたと思われると、月曜日に東京電力が発表し
た。」