Archive for the ‘形容-to原形句’ Category.

英文062

Aichi to build quake debris incinerator(2012/03/19のJapanTimesより)

「愛知県は、がれき焼却炉を建設予定」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120319a2.html

Omura said he made a decision in late February to help disaster-hit areas in the
Tohoku region get rid of the mountains of debris slowing its recovery and asked the
utility about borrowing premises in the city of Hekinan.

単語チェック
*decision<名詞>決定
*disaster-hit<形容詞>災害に見舞われた
*region<名詞>地域
*rid<形容詞>取り除かれた
*debris<名詞>がれき
*slow<動詞3>遅らせる
*recovery<名詞>復興
*utility<名詞>電力会社
*borrow<動詞3>借りる
*premises<名詞>敷地

構造分析

イメージ3です。名詞Bは、名-サイン節です。その内部構造は、

2つの英文があり、イメージ3+副-前置詞句と、イメージ3+副-前置詞句です。
1つめの英文の名詞Bには、形容-to原形句の修飾がついていますが、間に副-前置詞句が挟まれ
ているため、+Bと表記しています。その内部構造は、

イメージ5を利用しています。このB’は、形容-to原形句ですが、toが省略されています。その内部構造は、

イメージ2+副-前置詞句を利用しています。getは状態変化を表す動詞、ofは分離を表す前置
詞です。それがわかれば、これは「がれきの山を取り除かれた状態になる」という意味がわか
ります。そして、「がれきの山」には、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。

では、もう一つの英文を見てみましょう。

この副-前置詞句の中の名詞は、名-ing句になっています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。

日本語訳
Omura said he made a decision in late February to help disaster-hit areas in the
Tohoku region get rid of the mountains of debris slowing its recovery and asked the
utility about borrowing premises in the city of Hekinan.

「Omuraは言った{彼は、2月下旬に、災害に見舞われた東北地方の地域が、その復興を遅らせ
ているがれきの山を取り除くのを助ける決定をして、その電力会社に、碧南市の敷地を借りる
ことについて尋ねた}。」

英文054

Nanjing cancels out on judo event(2012/02/29のJapanTimesより)

「南京が、柔道イベントをキャンセル」

http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120229a3.html

 

The event, scheduled for Friday, was to feature a ceremony marking the second
anniversary of the construction of the China-Japan Friendship Judo Stadium in
Nanjing.

単語チェック
*event<名詞>行事
*schedule<動詞3>予定する
*feature<動詞3>呼び物にする
*ceremony<名詞>式典
*mark<動詞3>記念する
*anniversary<名詞>記念日
*construction<名詞>建設

構造チェック


イメージ2です。名詞Aには、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。過去分詞で始まっているので、受け身の意味です
ね。「金曜日に予定されていた→」となります。注意して欲しいのは、この形容詞句が、カン
マがついて非限定になっていることです。これは、カンマなしでは誤りです。the eventは、前
ですでに限定された「その行事」なので、その名詞に、さらに内容を限定する形容詞をつける
ことはできません。

次に、A’を見てみましょう。このA’は、形容-to原形句になっています。イメージ2のA’が名-
to原形句になる場合との違いに注意してください(詳しくは、テキストの166ページ)。その内
部構造は、

イメージ3を利用しています。この中の名詞Bには、形容-分詞句の修飾がついています。その
内部構造は、

イメージ3を利用しています。

日本語訳

The event, scheduled for Friday, was to feature a ceremony marking the second
anniversary of the construction of the China-Japan Friendship Judo Stadium in
Nanjing.

「金曜日に予定されていたその行事は、南京の中日友好柔道スタジアムの建設の2周年を記念
する式典を呼び物にすることになっていた。」

英文041

DPJ prods noncommittal Kan on exit(2011/06/21のJapanTimesより)

「民主党は、煮え切らない菅首相に退陣を促す」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110621a1.html

DPJ Secretary General Katsuya Okada and other senior lawmakers met Sunday with Kan
and urged him not to leave the exact timing of his departure vague any longer,
according to the sources.

単語チェック
*secretary general<名詞>幹事長
*senior<形容詞>高位の
*lawmaker<名詞>議員
*urge<動詞5>促す
*leave<動詞5>そのままにする
*exact<形容詞>正確な
*departure<名詞>退陣
*vague<形容詞>曖昧な

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

2つの英文があって、イメージ1+2つの副-前置詞句と、イメージ5という形に、ソース表示
がついています。
1つめの英文では、meetがイメージ1で使われています。meetは「会う」という意味では、イ
メージ3で使うことが多いですが、「会談する」という意味では、両者がお互いに動作を働き
かけるイメージなので、「名詞Aが名詞Bに働きかける」というイメージ3は合わず、イメージ
1を使います。

2つめの英文は、イメージ5です。B’は、形容-to原形句になっていて、名詞Bの存在状態を表
しています。その内部構造は、

ここも、イメージ5を利用しています。形容-to原形句の否定は、このように、一番最初にnot
を付けます。「彼の退陣の正確な時期をこれ以上、曖昧にしておかない」という意味です。

日本語訳

DPJ Secretary General Katsuya Okada and other senior lawmakers met Sunday with Kan
and urged him not to leave the exact timing of his departure vague any longer,
according to the sources.

「民主党幹事長のKatsuya Okadaと他の幹部議員は、日曜日に菅首相と会談し、彼の退陣の正確
な時期をこれ以上曖昧にしておかないように促した—情報筋によると。」

英文040

Six more Tepco staff exposed beyond limit(2011/06/14のJapanTimesより)

「さらに6人の作業員が限度量超え」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110614a1.html

Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant are feared to have been exposed to radiation above the
emergency limit, Tokyo Electric Power Co. said Monday.

単語チェック
*involved<形容詞>関係している
*effort<名詞>努力
*contain<動詞3>収拾する
*nuclear<形容詞>原子力の
*crisis<名詞>危機
*crippled<形容詞>損傷した
*power plant<名詞>発電所
*fear<動詞5>懸念する
*expose<形容詞>さらす
*radiation<名詞>放射能
*emergency limit<名詞>緊急時限度量
構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ2(イメージ5の受け身)に、ソース表示がついています。イメージ5が受け身に
なってイメージ2になる形は、頻繁に使われますので、しっかりと慣れるようにしておいてく
ださい。イメージ2なので、名詞Aの存在状態を、A’で表しているということが重要です。

では、それぞれの部分を詳しく見ていきましょう。まずは、名詞Aから。

Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant

まずは、比較級moreの前に、sixという数値が置かれています。比較級の前の数値は「比較の
差」を表すので、「今までと比べて、さらに6人の労働者」という意味になります。そして、
その名詞には、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。その副-前置詞句の中の名詞には、形容-to原形句
の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。「損傷した福島第一原発の原子力危機を収拾するための→作業
に関わっている→さらなる6人の労働者」という修飾です。

では次は、A’を見てみましょう。

to have been exposed to radiation above the emergency limit,

これは、名詞Aの存在状態を説明する形容-to原形句です。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。このVの部分が、have beenと完了形の形になって
いるのは、このto原形句で表現されている動作が、英文全体のVの動作(懸念されている)より
も過去のことであることを表しています。つまり「緊急時限度量を超えた放射能に(過去に)
さらされた状態であると、(現在)懸念されている」ということです。
日本語訳
Six more workers involved in efforts to contain the nuclear crisis at the crippled
Fukushima No. 1 power plant are feared to have been exposed to radiation above the
emergency limit, Tokyo Electric Power Co. said Monday.

「損傷した福島第一原発の原子力危機を収拾する作業に当たっているさらなる6人の作業員
が、緊急時の限度量を超える放射能にさらされたと思われると、月曜日に東京電力が発表し
た。」