Archive for 5th 9月 2011

英文052

New DNA tests eyed in ‘97 Tepco slaying as Nepal man seeks retrial(2011/09/05の
JapanTimesより)

「東電OL事件で再DNAテストか」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110905a8.html

The Tokyo High Public Prosecutor’s Office also plans to show the defense around 40
pieces of previously unreleased evidence, a move a senior prosecutor said signals
“our intention to fully disclose what we can disclose, whether it benefits us or
not.”

 

単語チェック
*Tokyo High Public Prosecutor’s Office<名詞>東京高等検察庁
*defense<名詞>弁護人
*previously<副詞>以前は
*unreleased<形容詞>未公開の
*evidence<名詞>証拠
*senior<形容詞>幹部の
*signal<動詞3>示す
*intention<名詞>意思
*fully<副詞>十分に
*disclose<動詞3>公開する
*benefit<動詞3>利益になる

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ3です。後半の部分は、which isが省略された形容-代用詞節ですが、whichが前半全
体の内容を受けているので、and that is「そして、それは~」と考えるとよいでしょう。

まずは、名詞Bが名-to原形句になっているので、その内部構造を確認してみましょう。

イメージ4を利用しています。すると、前半の英文は、「東京高等検察庁はまた、弁護人に、
約40の以前は未公開の証拠を開示することを計画している」となります。

では、後半を見てみましょう。英文構造を確認すると、

イメージ2です。このA’の名詞には、形容-代用詞節の修飾がついています。その内部構造は、
少し複雑で、二重構造になっているので注意してください。

(which) a senior prosecutor said signals our intention to fully disclose what we can
disclose, whether it benefits us or not

省略されているwhichを元の位置に戻してみます。

a senior prosecutor said (which) signals our intention to fully disclose what we can
disclose, whether it benefits us or not

すると、

というイメージ3になります。この名詞Bは、名-サイン節です。その内部構造は、

イメージ3が確認できます。そして、この名詞Bには、形容-to原形句の修飾がついています。
その内部構造は、

イメージ3+副-サイン節の形を利用しています。この名詞Bは、名-疑問詞節です。その内部構
造は、

イメージ3です。これは、確定の名-疑問詞節なので「我々が、公開できること」という意味に
なります。

また、1つ上のの中の副-サイン節の内部構造を確認してみましょう。

イメージ3です。「それが我々の利益になろうと、ならなかろうと」という意味になりま
す。adですから、Vのfully discloseにかかります。

日本語訳
The Tokyo High Public Prosecutor’s Office also plans to show the defense around 40
pieces of previously unreleased evidence, a move a senior prosecutor said signals
“our intention to fully disclose what we can disclose, whether it benefits us or
not.”

「東京高等検察庁はまた、弁護人に、約40の以前は未公開だった証拠を示す予定であり、それ
は、検察の利益になろうとならなかろうと、公開できるものを十分に公開するという検察の意
思を示す動きであると検察幹部は語った。」