Archive for 17th 5月 2011

英文036

Kan sticks to nuke crisis road map(2011/05/17のJapanTimesより)

「菅首相は、ロードマップに固執」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110517a1.html

A preliminary analysis released Sunday said that No. 1 had already entered a critical
state by 6:50 a.m. on March 12, with most of its fuel having melted and fallen to the
bottom of the pressure vessel, Tepco said.

単語チェック
*preliminary<形容詞>予備の
*analysis<名詞>分析
*release<動詞3>発表する
*enter<動詞3>入る
*critical<形容詞>危機的な
*state<名詞>状態
*fuel<名詞>燃料
*melt<動詞1>溶ける
*fall<動詞1>落ちる
*pressure vessel<名詞>圧力容器

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ3にソース表示がついた形です。それぞれの部分を詳しくみていきましょう。

まず、名詞Aには、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。過去分詞で始まっているので、受け身の形を元に
していて、「日曜日に発表された→」となります。

次は、名詞Bをみてみましょう。これは、名-サイン節です。内部構造を確認すると、

イメージ3+副-前置詞句+副-前置詞句になっています。最後のwithで始まる前置詞句に注目
してみましょう。通常、前置詞句は、「前置詞+名詞」という形ですが、withだけは、それ以
外の形にもなります。それは、「付帯状況」を表すwithと言って、withの後に、イメージ5と
同様に、「with+名詞B+B’」という形が続きます。この英文の場合は、

ということです。意味の把握の仕方は、イメージ5の場合と同じです。B’は、形容-分詞句です
が、having meltedとなっているので、動詞Vの動作よりも昔の動作を表していることになりま
す。「その燃料のほとんどが、溶けて圧力容器の底に落ちてしまった状況で」という意味にな
ります。
日本語訳

A preliminary analysis released Sunday said that No. 1 had already entered a critical
state by 6:50 a.m. on March 12, with most of its fuel having melted and fallen to the
bottom of the pressure vessel, Tepco said.

「日曜日に発表された予備分析は、1号機は、その燃料のほとんどが溶けて、圧力容器の底に
落ちてしまい、3月12日の午前6時50分までには、すでに危機的な状況に陥っていたとした—
東京電力が語った。」