Archive for 31st 3月 2011

英文029

Up to 1,000 bodies left untouched within Fukushima no-go zone(2011/03/31のJapanTimesより)

「千体もの遺体が立ち入り禁止区域に残されている」

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110331×1.html

The authorities are now considering how to collect the bodies, given fears that
police officers, doctors and bereaved families may be exposed to radiation while
retrieving the radiation-exposed bodies or at morgues, according to the sources.

単語チェック
*authorities<名詞>当局
*consider<動詞3>検討する
*collect<動詞3>回収する
*fears<名詞>恐れ
*bereaved familiy<名詞>遺族
*exposed<形容詞>さらされた
*radiation<名詞>放射線
*retrieve<動詞3>回収する
*morgue<名詞>遺体安置所

構造チェック

まずは、英文全体の構造を確認してみましょう。

イメージ3+副-分詞句+副-前置詞句という構造です。それでは、名詞Bと副-分詞句の内部構
造を詳しく見ていきましょう。

まずは、名詞Bを見てみましょう。

how to collect the bodies

これは、名詞の部分が疑問詞で始まっているので、名-疑問詞節であることがわかります。た
だ、節というのは完全なイメージの型になっているはずですが、これはなっていません。つま
り、省略があるというわけですね。
節の中の省略は、「名詞A+be動詞」の省略です。それを補ってみると、

how (they are) to collect the bodies

となります。これで、内部構造を確認してみましょう。語順を少し変えます。

イメージ2ですね。A’は、形容-to原形句です。その内部構造は、

イメージ3を利用しています。

ここまでわかれば、「彼らは、その遺体をどのように回収するのか」という意味が読み取れま
す。

では、次は、副-分詞句を見てみましょう。

given fears that police officers, doctors and bereaved families may be exposed to
radiation while retrieving the radiation-exposed bodies or at morgues

過去分詞で始まっていますね。内部構造を確認してみましょう。

イメージ3を利用しています。これはイメージ4の受け身の形ですね。副-分詞句は付帯状況を
表すので「~という恐れを与えられて(~という恐れのある中で)」となります。そして、名
詞Bには、形容-サイン節の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句+副-サイン節です。副-サイン節は、節なのでイメージの型を確認し
てみます。省略があるので、ここでも「名詞Abe-動詞」を補います。

イメージ3とイメージ1+副-前置詞句です。

日本語訳

The authorities are now considering how to collect the bodies, given fears that
police officers, doctors and bereaved families may be exposed to radiation while
retrieving the radiation-exposed bodies or at morgues, according to the sources.

「当局は、その遺体を回収する方法を、現在、検討しているところである{警察官や医師、遺
族たちが、放射線に汚染された遺体を回収する際や、遺体安置所にいるときに、放射線にさら
されるかもしれないという恐れがある中で}—情報筋による。」