Archive for 29th 7月 2010

英文016

今回は、広島の少女殺害事件についての判決のニュースからです。

Life term upheld for Hiroshima girl’s killer(2010/07/29のJapanTimesより)

「広島少女殺害犯に無期懲役」

 

The Hiroshima High Court on Wednesday upheld a life sentence for a man convicted of sexually assaulting and murdering a 7-year-old girl in the city of Hiroshima, rejecting the prosecution’s demand that he be given the death penalty.

単語チェック
*uphold<動詞3>支持する
*life sentence<名詞>無期懲役
*convict<動詞3>有罪判決を下す
*sexually<副詞>性的に
*assault<動詞3>暴行する
*murder<動詞3>殺害する
*reject<動詞3>拒否する
*prosecution<名詞>検察
*demand<名詞>要求
*death penalty<名詞>死刑

構造チェック

まずは、英文全体の構造をチェックしてみましょう。

イメージ3+副-前置詞句+副-分詞句という形です。一つ一つ見ていきましょう。

名詞Bには、形容-前置詞句の修飾がついていて、その中の名詞a manには、形容-分詞句の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+副-前置詞句を利用しています。この副-前置詞句の中の名詞は、名-ing句になっています。その内部構造は、

イメージ3+副-前置詞句を利用しています。

では、全体に戻って、副-分詞句を見てみましょう。

rejecting the prosecution’s demand that he be given the death penalty

まずは、その内部構造を確認してみます。

イメージ3を利用しています。その名詞Bには、形容-サイン節の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3です。これは、イメージ4の受け身ですね(テキスト115p)。このイメージ3の動詞Vに注目してください。be givenとなっています。これは、仮定法原形というルールが使われています。
英語では、事実ではないことを表現する場合、仮定法というルールで動詞を変化させます。この部分の「彼は、死刑を与えられる」ということは、事実ではなく、検察が要求しただけのことなので、動作に時制がありません。したがって、仮定法を使います。thatで始まる名-サイン節や形容-サイン節の中では、仮定法原形といって、動詞を原形で使うことが基本です。

日本語訳

The Hiroshima High Court on Wednesday upheld a life sentence for a man convicted of sexually assaulting and murdering a 7-year-old girl in the city of Hiroshima, rejecting the prosecution’s demand that he be given the death penalty.

「広島高裁は、水曜日に、広島市で7歳の少女を性的に暴行し殺害したことで有罪判決を受けた男への無期懲役判決を支持した{彼が死刑判決をうけるべきという検察の要求を拒否して}。」

ニュース全文へのリンク

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100729a2.html